街灯の反射としっとりとした雰囲気が美的!雨の降る夜に「JRタワー展望室 T38」から札幌の街を眺める
はい、皆さんこんにちは。日常生活が楽しくなる情報をお伝えすることを心がけている、旅する写真家のいんたらくとです。
JRタワー展望室 T38
今回もJRタワー展望室 T38を訪れました。JRタワー展望室 T38は、すでに度々訪れていますが、札幌駅の直上にある市内を一望することが出来る展望台です。JRタワー内の商業施設の中でも映画館と並んで遅くまで営業しているので、買い物や食事が終わった後でもゆっくりと景色を楽しむことが出来るスポットとなっています。
雨降る札幌の夜
この日の天候は降ったり止んだりを繰り返す雨でした。大通駅の近くで夕食を食べてから札幌駅へと移動するのに、地下歩行空間という地下道を通ったので外の天気はあまり気にしていませんでした。雨が降ってしまうと展望台からの景色はあまり良くない事が多いので、どうしようか一瞬考えましたが、思ったよりも高い位置に雲があったので思い切って展望室に立ち寄ってみることにしました。
晴れているに越したことはありませんが、雲にさえ覆われていなければ雨は雨でしっとりとした雰囲気の札幌の街並みを見ることが出来ます。駅の北側は住宅街が広がっているため、南側と比べると明るい建物が少なく夜は暗めです。日中は送迎バスがたくさん停車している団体バス乗り場もさすがにこの時間はガラ空きでした。
美しい反射光のなかの列車
雨の日には遠くまで見通すことができなくなりますが、その代わりに雨の日ならではのしっとりとした雰囲気に包まれた街を見ることが出来ます。濡れた路面に街灯やヘッドライトが反射して輝いているのは、雨の日特典とも言うべき美しい景色です。T38のあるJRタワー札幌は街のど真ん中にあって線路のほぼ真上に位置する高層ビルなので、遠くまで見通すことが出来なくても『良い街の景色』を眺めることが出来ます。
札幌駅は北海道の中でも一番大きな街なので、各方面から多数の特急列車がひっきりなしに発着する様子を見ることが出来ます。設定されている本数は特急よりも高速バスのほうが多いところから判断すると鉄道よりも高速バスのほうが好まれているのかもしれませんが、長い距離でも早くて快適に移動できる特急列車はやはり無くてはならないインフラです。まるでゲームの中の映像のようなきれいな反射光の中を走る列車はとても美しいものです。
遠くは残念ながら見えず
はじめから分かっていたことですが、雨と展望台というのは本来ならとても相性の悪い組み合わせです。視界はあまり良好とは言えない状況だったため、残念ながら遠くは霞んでいてよく見ることは出来ませんでした。雨の日は遠くを眺めるのではなく近くを眺めるという気持ちで訪れると良いかもしれません。同じ場所でも下から見るのと上から見るのでは大きく景色が変わります。
ただ、再開発が進むとJRタワーの近隣にはかなり高い建物がいくつも立ち並ぶことになるので、いつかこの景色も見納めになるかもしれません。大きなビルが目の前に見えるだけとなってしまう事については個人的にとても心配しています。
おわりに
北海道新幹線の札幌延伸に向けて札幌駅周辺は大きく再開発が進められており、見える景色も大きく大きく毎度のように変わっています。訪れる度に見える景色が次々と移り変わっていくのでいつ訪れても飽きることがありません。街の進化をとても良く把握出来るスポットとなっておりとてもおもしろく感じます。しっとりとした雰囲気の札幌の街の景色を眺めるなら『雨の日のJRタワー展望室T38』をぜひ訪れてみてください。