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湖畔はのどかで開放的なキャンプ場!名寄近郊にある雨竜ダムのための人造湖「朱鞠内湖」を深名線代替バスで訪れる

湖畔はのどかで開放的なキャンプ場!名寄近郊にある雨竜ダムのための人造湖「朱鞠内湖」を深名線代替バスで訪れる

はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。

朱鞠内湖畔キャンプ場

深名線代替バスに乗って朱鞠内湖までやってきました。深名線代替バスは夏期限定で朱鞠内湖畔キャンプ場まで路線を延長しています。朱鞠内湖畔の停留所でバスを降車すると、すぐ目の前がキャンプ場の広場です。深名線が走っていた当時の線路は道路に並行するように朱鞠内湖の手前で名寄方面へと曲がっていたので、キャンプ場まで乗り入れて便利になるということは考えられなかったと思われます。

朱鞠内湖周辺は、朱鞠内道立自然公園に指定されている環境というだけでなく、札幌や旭川などの都市部からもアクセスし易い山林キャンプ場として人気のある場所となっています。到着したのは午前中でしたが、すでに多くのキャンパーたちがそれぞれ好みの場所に『ここをキャンプ地とする』とテントを設営していました。街に近すぎるとキャンプ風の体験がしたい人で混雑し、逆に山の中になってしまうと本格的すぎて準備も大変になってくるので、本格的なキャンプを気軽に楽しみたいという方たちに支持されているようです。キャンプブームが過ぎたと言われてても、時間経過とともに次々と人が集まっていたので、程よく自然で程よく都市に近いという立地はとても評判が良い様子でした。いざというときは1時間ほど車を走らせればで市街地に出られるので、お店も無い不便さも楽しみのひとつとして考えれば、これほど快適な立地はそう多くはありません。

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入り組んだ形の朱鞠内湖

朱鞠内湖は1943年に造られた湖です。湖で見られる景色は、『日本のフィヨルド』というキャッチフレーズが使われることもある特徴的な複雑な地形となっています。フィヨルドは主に北欧で見られる氷河によって山が削られることでつくられる不思議な地形ですが、朱鞠内湖では雨竜ダムのダム湖として湛水する際に元の地形を活かしたため、水面下に沈んだ場所と沈まなかった場所が複雑に入り組みまるでフィヨルドのような景色が見られることとなりました。

普段水が溜まっている部分は土が露出していますが、朱鞠内湖が造られるよりも前からの自然が残っている湖岸周辺はとても多くの木々が密集する原野となっています。自然と隣り合わせの土地で人間が安全に存在出来るようにキャンプ場周辺は電気柵や防犯カメラが設置されています。電気柵があれば絶対に安全ということではありませんが、熊が近寄りにくい環境となっているので、比較的安全に滞在を楽しむことが出来ます。

貸しボートで湖上遊覧

朱鞠内湖畔キャンプ場では遊覧船と貸しボートも営業しています。観光地ならではの盛々となったどうしようもない価格ではなく、結構お手頃の価格で提供されているため、キャンプで訪れたついでのアクティビティとして気軽に楽しめる様になっています。キャンプで色々と車に積み込んでくる人たちは、きっとその気になればカヤックも積み込みで持ち込むことも出来ると思いますが、朱鞠内湖畔キャンプ場ではお手頃価格で提供されているので、持ってこなくても良いというのは便利です。

料金

遊覧船大人1名1,000円
遊覧船小人1名500円
貸しボート30分(3人まで)600円
貸しボート1時間(3人まで)1,000円

料金は遊覧船が大人1名1,000円小人1名500円です。貸しボートが3人まで乗船することが出来て、30分600円、1時間1,000円となっています。貸しボートというのはいわゆるカヤックなので人力で漕がないと流されるままになってしまいますが、逆に言えば体力と時間の限りは好きな方向に進むことが出来ます。1隻の料金となっているので、複数人で乗ると1人あたりの費用も抑えられるのでとても良いです。1時間コースにすることにしました。

水没して立ち枯れた木々

概ね1時間で岸まで戻ってくるならおすすめコースは、一番近くにある入り江を目指して進み、岸に沿ってくるっと反時計回りで出発地まで戻るというコースです。この日は岸から離れる方向に風が吹いていたので、行きはあっという間に到着しました。手前の入り江の半分くらいまではキャンプ場の用地となっていて、キャンプを楽しんでいる人たちがたくさんいるので、人がいなさすぎて心配になることもありませんでした。

入り組んだ入り江の中は風の影響を受けないので、風が吹いていてもあまり流されません。元々木が生えていたところに突如水を張ったのでところどころ立ち枯れた木々を見ることが出来ます。全く木が生えていない部分と植物が密集している部分に分かれているので、最大水量のときはもう少し上の方まで水がくるということがわかります。

午前中は曇り空でしたが、お昼に近づくに連れて雲が薄くなって来ていました。綺麗な青空も見えてきました。カヤックに乗っているなら曇り空のほうが快適なのですが、晴れ晴れとした景色も見られたというのは良いことでした。それにしても、午前中の曇り空からは想像もつかないほど秋の空のような高い雲が出ています。

雨竜ダム

朱鞠内湖が湖となったのは1943年に雨竜第一ダムが完成したときからです。雨竜第一ダムはダムの中では日本最大の湛水面積を持つとても広大なダムです。太平洋戦争以前のダムとしては日本最大の貯水容量を持つダムでした。今でも人造湖の中では上位の貯水容量があります。

キャンプ場に帰還

逆風となっていたのでキャンプ場に戻るのは一苦労でした。風の影響を受けて流されやすいので、注意が必要です。もしも流されてしまったときは入り江を目指して漕ぐと風の影響から逃れられます。

帰りは名寄行きに乗車する

深川もしくは名寄から往復するよりも、深川から名寄へ一方向に抜けたほうが時間繰りが良いので、今回は名寄へ抜ける経路を選びました。朱鞠内湖は地域としてはもうすでに名寄の近郊とも言える場所にあるため、名寄までは所要時間が短くたったの約1時間10分です。行きは普通の路線バス車両でしたが、帰りは長距離用の路線バス車両で座り心地も良く、うとうととしていたらあっという間に終点の名寄に到着しました。

おわりに

朱鞠内湖の滞在時間はお昼ごはんの時間を含めて約4時間程度でした。何かをするというよりも湖畔でのんびりとご飯を食べたりおやつをしたりといういわゆるキャンプ的な体験をすることが出来ます。整備されたキャンプ場でとても良いのですが、スーパーやコンビニといったお店は無いので食べ物や飲み物は予め用意しておく必要があります。路線バスも滞在時間から逆算して考えればとても便利な時間に設定されていることは間違いないのですが、他に乗客がいなかったのが気になります。とても良い場所なので、のんびりと自然の中で過ごしたいという方にはおすすめの観光スポットです。

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