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帯広駅から路線バスで約2時間!夏期は遊覧船に乗って大自然をのんびり楽しめる「然別湖」を訪れる

帯広駅から路線バスで約2時間!夏期は遊覧船に乗って大自然をのんびり楽しめる「然別湖」を訪れる

はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。

帯広駅からバスで約1時間45分

この日は然別湖を訪れることにしました。中札内にある六花の森を訪れるときにも利用したとてもお得な観光用1日乗車券の『ビジットトカチパス』を利用しました。ビジットトカチパスは十勝地方に観光で訪れた人向けの1日乗車券で、1日乗り降り自由でなんと1500円となっています。ビジットトカチパスを利用することで、路線バスでは運賃が高くて訪れにくい観光スポットにも比較的訪れやすくなっています。

帯広駅前のバスターミナルから51系統の然別湖行きの路線バスに乗車すると然別湖まで1本で行くことが可能です。帯広駅から然別湖までの所要時間は約1時間45分です。まるで高速バス並みの距離を走行するのですが、車両は街中を巡回している普通の路線バスなので車内にお手洗いはありません。万が一乗車中にお手洗いが利用したくなった場合は、早めに運転手さんに申し出るのがおすすめです。例えば鹿追営業所などの大きめの停留所には近隣にお手洗いも設置されているので利用できる場合があります。

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北海道で最も標高が高い然別湖

然別湖は大雪山国立公園内にある湖です。北海道の湖のなかでは1番標高の高い標高810mにあり、北海道の天然記念物に指定されているミヤベイワナが生息するなどとても自然が豊かな環境が特徴となっています。夏には水のある普通の湖ですが、冬期になると湖面が完全に凍結します。冬になると凍結した湖面の上でウィンターアクティビティを楽しめるイベントが実施されます。氷を使って作られるイグルーと呼ばれるかまくらのような建物などが湖上に現れます。

然別湖周辺の山々は登山も可能です。湖周辺の山のなかでは標高1,186mの白雲山が登山客にも人気があります。また、白雲山の他にも、道路を挟んで東西に2つある富士山のような形の『ヌプカウシヌプリ山』も山頂からの景色は良さそうです。湖周辺の登山では然別湖だけでなく十勝平野を眺めることが出来る絶景の山頂や自然環境が豊かな場所でしか見られないミズゴケの自生地を見ることもできます。然別湖ネイチャーセンター主催の自然ガイドツアーも実施されています。

湖畔にある遊覧船のりば

短い夏の間には湖上から周辺の自然景観を楽しむことができる観光遊覧船も運行されています。観光遊覧船は『然別湖湖畔温泉 ホテル風水』によって運行されていますが、宿泊客以外でも利用することができます。然別湖では自然環境を保護するために観光遊覧船以外にエンジンが付いた船の運行が制限されているため、然別湖でエンジン付きの船に乗れるのは観光遊覧船だけとなっています。

遊覧船の料金

区分料金
大人1,100円
小人550円

然別湖観光遊覧船の乗船料は大人1,100円、小人500円です。朝は7時から夕方4時まで1時間おきに運行されています。乗船希望者がいない場合は運休となる場合もあります。日中便については基本的には乗船希望者が1人以上いる場合は運行され、人数が多くて乗り切れない場合は臨時で増便されるなど、柔軟な運行体制となっています。

船で然別湖遊覧へ

然別湖遊覧船は、1周約40分でぐるりと然別湖畔を巡ります。然別湖畔温泉を出港すると、然別湖の入り組んだ入り江に沿って反時計回りで巡回します。

然別第一水力発電所導水路の取水口が見えてきました。出発地の湖畔温泉を除くと数少ない人工的な建造物です。取水口から取り込まれた水は、導水路を通ってシイシカリベツ川の川沿いにある然別第一水力発電所まで続いています。

出発するときに見えていた反対側の湖畔まで来ました。目の前にあるのは、標高1,173mの天望山です。天望山はなだらかな山の形が湖面に反射すると、まるで唇のような形に見えることがあるそうです。ただ、この日は雨もぱらつく風の強い日だったので湖の反射はあまり期待できそうにありませんでした。

三角形の山は白雲山です。

然別湖周辺ではなんだか絵に描いたような山を見ることができます。丸くせり出している部分は秋になると紅葉の見どころだそうです。

弁天島

然別湖のたったひとつの島である『弁天島』に近づいてきました。船で移動するとあっという間に感じましたが、弁天島まで来たということは、出発からおよそ半周が完了したことを意味します。

弁天島には鳥居と祠があります。季節的にもう少し早い時期にはコケモモがきれいに見えたそうです。

湖の中の鳥居というのはとても神秘的な雰囲気があります。記念撮影のためにしばし停船しますが遊覧船では上陸することはできません。周囲を湖に囲まれているという立地的に、弁天島に人がいることはほぼないそうなのですが、たまにカヤックを使って弁天島を訪れている人に出会うこともあるそうです。

遊覧船のりばへと帰る

弁天島からは近づいて見ていた山々を再び遠くに眺めながら遊覧船のりばへと戻ります。然別湖の西側は湖畔に沿って道路が通っているので、帰りの景色は車で訪れている場合は車内から見ることもできるかもしれません。

おわりに

然別湖遊覧船に乗って然別湖をぐるっと巡ってきました。脚力に自信がある方ならハイキングコースも整備されているので歩いて自然を感じることも良いのですが、船に乗ったまま然別湖を周遊出来るのはとても快適です。特に然別湖の周囲にある山々はとても山っぽい形をしているので、遠くで見ても近くで見ても別角度からみても美しく見えます。然別湖を訪れたらぜひ然別湖観光遊覧船に乗船してみてください。

ちなみに、今回乗船したのは日中便でしたが、5名以上で事前予約すると夜8時のナイトクルーズも可能だそうです。星空と野生動物の鳴き声が聞こえる静かな夜の湖というのはとても気になります。

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