快速エアポート区間外は自由席扱い!札幌近郊を走る「普通列車」は4号車の「uシート」に指定席料金無しで乗車できる
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
普通車自由席のuシート
今回は札幌から普通車自由席のuシートに乗車してみました。快速エアポートとして走るときは指定席なので指定席料金が別途必要ですが、普通車自由席なので乗車券のみで乗車することができます。快速エアポート用の車両は4号車に指定席のuシートが設定されています。運用の都合で札幌近郊の普通列車として運行されることがあり、普通列車のときはuシートも自由席として開放しています。札幌近郊の路線でuシートを自由席にしている理由は定かではありませんが、一説によればuシートを自由席として開放してでも車両の柔軟な運用を行ったほうが運用効率が良いからと言われています。
広々快適なuシート
uシートは足元が広くリクライニングも可能な快適な座席の指定席です。快速エアポートでは4号車にあります。快速列車でも、まるで特急列車の自由席並みの座席に座ることができます。快速も普通も特急ほどの距離は乗車しませんが、空港との移動のときは大きな荷物を持っている事が多いので、足元が広いというのはとても便利です。快速エアポートとして運行される際に必要な指定席料金は840円ですが、普通列車の自由席として運行される際には乗車券のみで利用できます。
札幌近郊の普通列車に乗車する
今回乗車したのは学園都市線の札幌発あいの里公園行きの普通列車です。uシートが付いていても快速エアポートの専用車両ではないので、札幌近郊の普通列車として運用される場合があります。uシートを追加料金無しで利用するにはそのタイミングを狙うと良いです。その日によってどの車両が使われるかは変わってくるので何時発の列車が必ずuシートがついているということまでは言えませんが、ホームに停車している車両を見てuシートがあれば利用することができます。
なお、札幌近郊と言っても、札幌発旭川行きという普通列車に使われる場合もあるので、電化されている旭川まで行くことは十分にありえます。実際に旭川でuシート付き車両が停車しているのを見かけたときには、まさかここでuシート付きの普通列車を見ることになるとはと驚きました。
あいの里公園からは折返し札幌行きの普通列車となっていました。札幌まで戻ったあとに、再び普通列車として近郊を走るか、快速エアポートとして走るのかはここでは分かりませんが、いずれにしても普通列車として走っているときはuシートであっても乗車券のみで座ることができます。uシートがあるときはどうしてもuシートに人が寄るので意外と普通席のほうが広く使えるなんてこともあります。
快速エアポート以外でも指定席として発売しても良いのではと素人発想では思うのですが、仮に指定席として発売した場合は需要の少ない区間でも必ず指定席の車両を用意することになってしまい、柔軟な車両繰りができなくなってしまいます。さらに近場で乗車するのに指定席の需要もさほど無いので、指定席があることによって普通席が更に混雑となってしまう恐れがあります。運用上の都合ということで本来の指定席を自由席扱いで走っている分には、利用者にとってラッキーというだけで特段問題は起こらないということのようです。
普通にはuシートが無い場合も
柔軟な車両繰りのために普通車指定席uシートを自由席として開放しているだけなので、当然すべての普通列車にuシートがあるというわけではありません。むしろ、基本的には普通列車には普通席しかありません。快速エアポートの車両はあいの里公園駅止まりだったので、目的地であるロイズタウンまでは後続の列車を待つことになりました。
おわりに
普通列車で4号車にuシートがあったときはラッキーです。札幌近郊を移動するだけのときはさほど長く列車に乗っていないかもしれませんが、特急列車の自由席のような快適な座席に座って移動できるのはかなり快適です。自由席なので早いもの勝ちですが、見かけた際にはぜひ座ってuシートの快適さを体験してみてください。もしかすると自由席扱いというのは、影響の少ない範囲で宣伝にもなるので良しとしているのかもしれません。高速バスの座席と比べると圧倒的に広い空間となっているので、一度uシートを体験すると快速エアポートに乗車するときにも指定席を取得したくなってしまうかもしれません。