都会から約1時間半の三浦半島!京急のお得な「みさきまぐろきっぷ」で風光明媚な観光地の三崎港と城ヶ島へ
はい、みなさんこんにちは。いんたらくとです。
みさきまぐろきっぷ
三浦半島の先端にある三崎港や城ヶ島を訪れる時に使えるお得な切符が、京急のみさきまぐろきっぷです。
三崎観光のお得な切符
- 発駅三崎口駅間往復・エリア内フリー券
- まぐろ券(1000円相当)
- おもひで券(1000円相当)
みさきまぐろきっぷは、往復乗車券、まぐろまんぷく券、三浦・三崎おもひで券の3枚構成の切符です。
往復乗車券は、京急線各駅から三崎口駅までの往復運賃と三崎エリアのバスフリー料金が含まれています。まぐろまんぷく券は、1000円相当のまぐろを中心とした定食等が食べられる食事券です。三浦・三崎おもひで券は、1000円相当の体験が出来るサービス引換券です。
きっぷの価格
区分 | デジタルきっぷ | 磁気きっぷ |
---|---|---|
大人 | 3,660円 | 3,760円 |
小人 | 2,620円 | 2,720円 |
品川駅・泉岳寺駅からのきっぷの価格は大人3,760円、小人2,620円です。デジタルきっぷは磁気きっぷよりも100円安く利用できます。乗車駅が三崎口駅に近くなればなるほど安くなりますが、主要駅からの料金は100円〜200円程度安くなるだけでほぼ変わりません。
それぞれ個別に支払った場合、品川駅から三崎口駅までは往復で1,886円、三崎口駅から景勝地の城ヶ島までがバス往復で800円、その他2000円相当の商品券を加えると、概算で約4,686円がかかる計算となります。したがって、みさきまぐろきっぷを利用することで、おおよそ30%安くお得に三浦半島の三崎エリア観光が出来るということになります。
逆走しない限り途中下車可能
みさきまぐろきっぷの素晴らしい点は金額面だけではありません。逆走しない限り何度でも途中下車することが可能で、上手く使えば沿線の観光スポットに効率よく立ち寄れます。
駅名・停留所名 | 行き(くだり) | 帰り(のぼり) |
---|---|---|
品川駅 | 乗車 | 下車 |
京急蒲田駅 | ↓ | ↑ 途中下車③ |
横浜駅 | ↓ | ↑ 途中下車② |
京急久里浜駅 | ↓ | ↑ 途中下車① |
三崎口駅 | 下車 | 乗車 |
三崎エリア各バス停 | 乗降フリー | 乗降フリー |
例えば、品川駅から乗車した場合は、行きはまっすぐ三崎口へ向かいフリーエリア内に入ります。 フリーエリア内で観光を楽しんだら、帰りに①米海軍横須賀基地のある京急久里浜駅でネイビーバーガーを食べ、②横浜駅で周辺散策、③京急蒲田駅で温泉に入って、品川駅に戻るという使い方が可能です。
行きと帰りの判定は、行きは『フリーエリアに入るまで』、帰りは『フリーエリアから出た時から』となります。駅員さんに聞いたところ、途中下車した駅から1駅でも進行方向に逆らって手前の駅に戻ると改札を出た時点で切符が回収されてしまうそうです。
行きに途中下車していると三崎エリアの到着時間が遅くなってしまうので、行きはあくまでも真っ直ぐ向かう事を推奨します。
都会に近い非日常空間へ
三浦半島は神奈川県の南東部にある都会からたったの約1時間半で行ける風光明媚な観光地です。自然豊かな非日常空間が広がっているため、都会に近い息抜きスポットとして人気を集めています。
三崎口駅までは品川駅から約1時間半、タイミングが良ければ有料特急並みの快適なクロスシート車両で移動することもできます。京急は京成線や都営浅草線から直通運転しているので、場所によっては乗越精算すれば都内や千葉県からも1本で来ることも可能です。
フリーエリアの起点となる三崎マグロ駅
京急線の終着駅は三崎口駅です。そして、フリーエリアの起点でもあります。三崎口駅の看板を見ると、三崎マグロ駅となっていました。これは名産品にちなんだ遊びで『漢字の口』と『カタカナのロ』の形が似ていることで成り立つダジャレです。
三浦半島の先端は三崎と呼ばれる地域で、三崎港はマグロの水揚げ港でもあります。三崎港で水揚げされたマグロは、三崎マグロという名前で都内を中心に流通しています。
週末は大混雑に注意
早速、バスに乗って三崎港へと向かいたいと思います。しかし、大混雑でバスになかなか乗れませんでした。
週末や連休に利用する場合は混雑していることがあるので注意が必要です。電車は通勤ラッシュも捌けるキャパなので問題ありませんが、バスや食事処がキャパオーバーとなる場合があります。訪れた日もまさにそんなキャパオーバーな日でした。午前10時ごろで駅前のバス待ち30分。城ヶ島から三崎港の乗ってしまえば10分の距離を移動するのに、満員積み残し2本で1時間近くも待つ羽目になりました。
おもいで券を使って予約していた遊覧船には乗り損ねそうになる上に、まんぷく券でお昼ご飯を食べようにも満席で入ることが出来ず、もはや順番待ちの列も打ち切られている始末でした。
おわりに
通勤ラッシュ以上の満員で危ない上に、積み残しでかなり待たされるというのは改善して欲しい点です。需要が多いというよりも、設定本数が少ないことで同じ時間に移動が重なってしまうのが原因です。日中の数時間だけピストン輸送して移動を分散してくれたら改善できそうに感じます。
みさきまぐろきっぷはお得だったものの、バス待ちと食事処探しで大変だった点を含めると、手放しておすすめ出来るものではありませんでした。利用する際には日程に十分な注意が必要です。利用する場合は、待ち時間分を加味して少なくとも『マイナス1時間』で計画すると良いかもしれません。