鉄道が道路の真ん中を走る!江ノ電の軌道併用区間がある「腰越駅」を訪れてみた
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
腰越駅付近の軌道併用区間
江ノ電には腰越駅から江ノ島駅までは路面電車のように道路のど真ん中を走ります。江ノ電は鉄道事業法で定められた鉄道なので、本来であれば道路を走ることはありません。しかしながら、江ノ電がもともと路面電車としてスタートしたという歴史的な背景から、今でもその名残として一部区間に軌道併用区間があるそうです。
道路もそんなに広い大きな道路ではないため、江ノ電がとても至近距離を通過していきます。車も電車もぎりぎりですれ違うので、ゆっくりと慎重な徐行運転で通過していきました。
併用区間と線路の境目は遮断器のない踏切になっています。電車が近づいてくると接近を知らせる表示が点灯するので、電車が通過するのを待ちます。勝手踏切のような人専用の小さい踏切では遮断器が無いところはありますが、車も通るような道にある電車の踏切で遮断器が無いのは、結構珍しい構造なのではないかと思います。
併用区間を305編成で通る
腰越駅から江ノ島駅まで併用区間を走る電車に乗って車窓からの景色を楽しむことにしました。やってきた電車はなんと305編成。江ノ電の看板電車の305編成に再び乗車することが出来ました。
江ノ電は全線が短めなので、一定の間隔で同じ電車がまた戻ってきます。そのまま乗り続けても良かったのですが、江ノ島駅は絶好の撮影スポットなので途中下車して記念撮影をしました。1日乗車券を使っているので、気が向いたところでフラッと途中下車しても追加料金はかかりません。
江ノ島駅から藤沢駅へ
305編成を見送ったら後続の電車で終点の藤沢駅を目指します。鎌倉駅から乗車して進んだり戻ったりしながら、最終的に藤沢駅に到着しました。鎌倉駅でも藤沢駅でもどちらもJR線に乗り換えが出来るので、最終的にどちらに向かっても良かったのですが、全線乗れることが売りの1日乗車券を使っている記念に藤沢に向かうことで江ノ電の全線走破することにしました。
おわりに
江ノ電は歴史的な経緯から鉄道なのに道路のど真ん中を走る区間があります。路面電車ではなく、本当の鉄道車両が狭い道路をうまく通り抜けていく姿はとても見応えがある瞬間です。周囲は住宅街が広がっている場所で、名所ではありません。1日乗車券のりおりくん利用時などにぜひ訪れてみてください。