世界遺産に認定されているスペインの古都「トレド」の街を自由に歩きまわりました。
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
ポルトガル旅行記2017 その12(スペイン編) | |
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日時 | 2017年2月12日(日) |
滞在地 | マドリード |
期間 | 2017年02月09日~02月16日 |
目次 | 2017年ポルトガル旅行記 |
目次
古都トレドを自由気ままに散策
前回の記事の最後に少し触れましたが、街歩きの起点はこのソコドベル広場です。
これぞヨーロッパの街並みを歩いて行くと、遠くの方にトレド大聖堂の塔が見えてきました。坂が多く道も微妙に曲がっていたりするので、近くにあるのに遠くに感じます。
重厚感のあるトレド大聖堂
人気の撮影スポットから
角を曲がるといきなり正面にそびえる塔が現れました。大人気の撮影ポイントです。
それにしても大聖堂そのものよりもアイドル要素の強い塔です。誰彼構わず人間は大きいものと高いものが大好き。
大聖堂の正面から
この入り口の装飾も意味があるものらしいです。あいにくの曇り空なのが残念ですが、天候はどうすることも出来ないので仕方がありません。おかげで世界観としてはまるで某ゲーム「灰の方」のような雰囲気です。
El Greco「聖衣剥奪」1579年
Picture by 聖衣剥奪 – Wikipedia
大聖堂に収蔵されているのが、エル・グレコの「聖衣剥奪」です。
トレド大聖堂の祭壇に飾るための絵として描かれた「聖衣剥奪」は、書かれた当時には異端な絵でした。エル・グレコが書く以前に聖書のこのシーンを主題に書かれた絵はありませんでした。また、中心にいるイエスよりも群衆のほうが頭が高いことや、聖書の記述にない人物を登場させた事がそのように判断された理由です。
受け入れ難い解釈があるということで、注文主である大聖堂側は大幅な減額を通知しました。その決定に不服だったエル・グレコは裁判を起こして敗訴した結果、引き渡しを断固拒否したので、大聖堂側はやむを得ず当初の額よりも高く支払ったといわれています。
浴場の遺構が見れるKOKER TOLEDO
外見はおしゃれな洋服屋さんKoker Toledoです。調べてみるとスペインで複数のお店を展開している洋服屋のトレド店のようです。
店内の床がガラス張りになっていて、建物の地下にローマの浴場の遺構が見れるという点を除けば普通の洋服屋さんです。
民有地かつ営業中の店舗なので観光ツアーで訪れることは無いと思われます。まさに穴場の観光ポイントです。
Museo De Los Concilios Visigodos
入館料は1ユーロで、月曜日は休館日です。西ゴート族に関する武器や宝石などが展示されています。さほど重要な観光ポイントではないので、入館する人はあまり多くは無いようでした。
Museo de los Concilios y de la Cultura Visigótica (Toledo) – qué saber antes de ir – TripAdvisor
建物の前にはトレドの地図が描かれているマンホールらしきものがありました。
銅像もいました。
Iglesia de Santo Tomé
前から入ると美術館、横から入ると教会。どちらもそれぞれ参観料が必要です。日本ではあまりポピュラーな習慣ではないのでうっかり入ってしまいましたが、今日は日曜日だったので教会は参観できない日でした。
途中の路地にあった家です。おそらく学生のグループが、スマホで撮影していました。確かに写真写りの良い家でした。
Monasterio de San Juan de los Reyes
トロの戦いの勝利を記念して、フェルディナンド2世とイザベラ1世の命によって設立されたイサベリン様式の修道院です。建設にあたって、2人のカトリック君主によって再建された「スペイン国土のほぼ中央に位置する古代ビスギゴス王国の首都」であったトレドが選ばれました。
Monastery of San Juan de los Reyes – Wikipedia
ちょっとした路地も
ちょっとした裏路地も角度を変えると!?
アルカサルと軍事博物館
アルカサルの内部に軍事博物館が併設されています。普段は有料ですが、訪れたときは無料の日でした。ラッキー!
戦いの戦局を地形を再現したスクリーンにプロジェクターで投影している展示があり、視覚的に分かりやすく表現されていて良かったです。
展望デッキ
屋外にはヘリが展示されていました。洋館とヘリ・・・。
向こう側に見える建物は病院です。歴史的な絵画などが収蔵されています。
のどかな風景が広がっていますが、曇っているのが残念です。
アルカサルの建っているこの場所は、もともとはローマ時代に宮殿があった場所だそうです。
アルカサルの展示室
アルカサルは修復する前はこのような廃墟だったようです。外側のアクリル板がもともとの建物のイメージです。
行進をミニチュアで再現した展示が他にもたくさんありました。
昔のままの部屋
崩れていない場所にあった部屋はそのまま保存されています。
軍事博物館の展示室
5連装の銃です。単身銃とくらべて効率が良かったのかは謎です。
20連装の銃です。再装填に時間が掛かって、かえって扱いにくいのではないかと思いますが・・・。
複雑な構造の鍵で守られた宝箱です。
中庭
展望デッキ(上層)
先程のヘリが上から見下ろせました。
ついに小雨が降ってきたので、急いで室内に駆け込みました。このあとすぐにやみましたが、せっかくの景色が台無しです。
貯水槽
明かり取りの窓は外からの攻撃に備えるためなのか入り組んでいました。
この貯水槽から生活に必要な水を汲んでいたようです。下の方に水が溜まっているのが確認できます。
おもちゃの銃
お土産物屋さんに売っていたおもちゃの銃です。弾を込めることは出来ませんが、撃鉄を起こして引き金を引くと、しっかりとバチンと音がします。
Viandas de Salamanca S.L
人が絶えず入っているので、トレド大聖堂に向かっていた時に気になっていたハム屋さんです。
せっかくなので、写真左側に写っているハムが挟まれていたパンを昼食として食べました。量り売りで一切れ600円前後でした。値段相応で2人分くらいの量があったので、写真中央の生ハムや右のサラミが挟まれていたパンのほうが良かったかも・・・。
帰りのバスは運転手が遅刻!
バスの運転手さんが何処かに行ってしまい、出発時刻の10分後まで帰ってきませんでした。まったりとしているというか、怠惰というか。どこ行ったんだろう。
これで、一旦出発地のマドリード市内のバスターミナルまで戻ります。