初心者向けで扱いやすい低価格なPILOTの万年筆「kakuno/カクノ(細字)」を購入してみました。
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
kakuno/カクノ(細字)
今回購入したのは2013年に登場した初心者向け万年筆の「kakuno」です。万年筆のイメージを覆すデザインだったので、発売当時には大評判でニュースにもなりました。
先日紹介した「ジェットストリームプライム」も十分に書きやすいですが、万年筆はボールペンよりも書きやすいとも言われていることもあり気にはなっていました。発売当時は購入しませんでしたが、この機に購入してみることにしました。
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ポップなデザイン
kakunoは高級で重厚感のあるという万年筆のイメージを覆すポップなデザインになっています。このデザインに惹かれて購入したというのもあります。
この商品の想定ターゲット層(ペルソナ)は「万年筆を使ったことない子ども(=小学生)」らしいので、先ずは手にとってもらえるように、そしてボールペンの方が良いやとならないように非常に丁寧に作られています。価格も約750円と手が届きやすいのもポイントです。
ちなみに・・・、値段だけで見たら他社製品でもっと安く数百円の万年筆もあります。
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インクをセットする
パッケージから出したら、取扱説明書を見ながらカートリッジを装着します。
ご覧の通り取扱説明書は写真入りで分かりやすくなっています。
取扱説明書の下部に記載されていますが、インクはカートリッジで補充するだけではなく、コンバーターを噛ませることで他の万年筆用インクを使用することも出来ます。ちなみに、調べた限りでは青系のインク「月夜」が人気のようです。
カートリッジを使い終わってから、実際にコンバーターを使用して「竹炭」インクをkakunoに補充して使用してみました。
ジェットストリームと書き比べ
しっかり書くのではなく「電話のメモ」等でサーッと書くことをイメージして、適当にくるくると落書きしてみました。上から「kakuno(細字)」「ジェットストリームプライム(0.7mm)」「ジェットストリーム(0.7mm)」です。
- 「kakuno」=慣れないながらも最もスムーズに書けた。
- 「ジェットストリームプライム」=自重があるので最も安定して書けた。
- 「ジェットストリーム」=書き心地が軽いので最も素早く書けた。
【良い点】
かき心地に関してはボールペンよりも遥かに良いですし、サイン(Signature)もより格好良く書けます。走り書きも◎です。
【悪い点】
水性インクで水分に弱い、衝撃と乾燥に弱い、インクが乾かないと掠れるなどの弱点も存在します。
万年筆自体はボールペンよりも昔からある筆記具ですが、未だに廃れない理由も何となく分かった気がします。ただ、書きやすさ以外の要素も含めるとボールペンがとても使いやすいことは間違いありません。余談ですが、書き比べた結果で意外に思ったのは、スムーズに書けたのは1位「kakuno」、2位「ジェットストリーム」、3位「ジェットストリームプライム」の順番だったことです。「ジェットストリームプライム」は通常のものと比べると粘度が高いみたいです。
まとめ
万年筆は数万円クラスの物が主流でもれなく「渋いデザイン」のようですが、ちょっと使ってみたいという人には向いていませんでした。もちろん私もそのひとりでした。
はっきり言って、万年筆の高級感のあるデザインは何となく格好つけすぎていて「・・・。」です。そのような状況で発売された「kakuno」は、低価格&おしゃれで普段からボールペンを使っている人に選択肢を増やしてくれる商品でした。
例えボールペンの方が使いやすかったとしても、そもそも万年筆とボールペンでは「小筆」と「大筆」くらい違うので、もちろん買って良かったです。
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