「Hover Camera Passport」というドローンの実機をApple Storeで見てきました。
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
Hover Camera Passport
2017年5月3日より日本のApple Storeでも販売が開始されたHover Camera Passportは、チラッと見ただけではドローンとは思えないような独特な形状が特徴です。羽が外部に飛び出していないので安全で、本のようにパタッと閉じることができるので持ち運びや収納も簡単です。
折りたたんだ状態では、高さ3.3cm、長さ18.2cm、幅13.2cmと非常にコンパクトです。重さは242gとiPadのおおよそ半分です。
手元でホバリング
電源を入れて、羽が回転を始めると『ザー』という風切り音が聞こえてきました。手頃で安心でも、音は結構うるさい。手を離しても宙に浮いた状態で自動でホバリングしてくれます。
準備が完了したらアプリを使用して上昇を開始します。
適切な高さまで上昇させたら、『自動追尾モード』をONにするだけで専属のカメラマンのように付きっきりで動作するそうです。これは顔認証や人認証機能を搭載しているドローンの特権です。また、自動追尾だけでなく幾つかのプリセット撮影も可能で、周囲をぐるぐると回りながらまるでMVのような映像を撮影することができます。
Hover Camera iOSアプリケーションに組み込まれた一連のプリセット撮影モードを利用すると、完璧なショットを撮ることができます。例えば「Orbit(軌道)」モードでは、ドローンがあなたの周りをぐるりと回りながら撮影します。「360 Spin(360度回転)」では360度のパノラマビデオを、「Body-Tracking(全身追跡)」では、あなたが走っていても歩いていても、常に全身がフレームに収まるように撮影します。
最大20mの高さまで飛行
最大でおおよそ20mの高さまで上昇できます。この瞬間、Hoverがストア中の注目を集めていました。写真ではあまり実感が無いかもしれませんが、Apple Store内のかなり高いところまで上昇しています。
前後左右に自由に動かすことができます。その動きはとてもスムーズでした。万が一ぶつかってしまっても、周りのカーボンファイバー製の覆いによって羽が折れる恐れは少なそうです。ぶつかったものを傷つける恐れもありません。
4Kカメラ搭載
全面にはカメラを搭載していて、リアルタイムで手元のiPadへ映像が転送されていました。映像は4Kで、画像は13MPで保存できます。32GBのメモリを内蔵しているので、USBケーブルを使用することで、パソコンに保存することができます。
手元の高さまで下降したら、自動着陸モードで着陸させるか、手で摘んで回収できます。
おわりに
このドローンは他のドローンと同じように少々高価ですが、独特な形状によって誰でも気軽にドローン撮影を行えるようになっています。日本ではApple Storeが公式代理店として技適を取得したドローンを販売しています。
はしりの頃にルールの整備が遅れたドローンは、マイナスのイメージを引きずっていることは否めません。しかし、このサイトでも導入している360度カメラと同じように、ドローンもこれからもっと盛り上がっていくことは間違いありません。これからが楽しみなジャンルのひとつです。
この数カ月後にトイドローンを所有することになるとはこのときはまだ思ってもいませんでした。