北海道観光に便利なフリー乗車券!札幌周辺の電車移動なら一日散歩きっぷ
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
一日散歩きっぷ
一日散歩きっぷは4月~11月の土休日限定で販売されている、札幌周辺の観光スポットを電車でめぐるのに便利なフリー乗車券です。2540円でエリア内の普通・快速電車が発売日に限り1日乗り放題になります。すなわち、片道1270円以上の場所に向かうときは普通乗車券を購入するよりも一日散歩きっぷのほうがお得になるということです。
ただし、特例を除いて特急乗車時の「乗車券」としては使えないという制約があります。特急で移動する場合には、特急料金の他に乗車券を用意する必要があるので、あくまでも普通と快速電車専用のきっぷという認識でいたほうが安全です。
フリーエリア
- 函館本線 長万部駅~滝川駅
- 室蘭本線 全線
- 千歳線 全線
- 札沼線 全線
- 日高本線 全線
- 根室本線 滝川駅~新得駅
- 富良野線 富良野駅~美瑛駅
- 石勝線 全線
フリーエリアの区間は札幌から観光目的で行き来できる観光スポットのほぼ全部です。散歩きっぷという名前のとおりで、行って観光して帰って来れる距離がフリーエリアとして定められています。一日散歩きっぷは販売期間と使用可能期間が長いというメリットのある「青春18きっぷのエリア限定バージョン」というべき存在です。
販売場所
- 函館本線(小樽駅~札幌駅~岩見沢駅)
- 千歳線(千歳駅~北広島駅~新札幌駅~白石駅)
- 札沼線(桑園駅~石狩当別駅)
販売場所は函館本線、千歳線、札沼先のみどりの窓口設置駅です。札幌駅など一部の駅では券売機でも購入することができます。なお、新千歳空港駅はフリー区間内で乗り降りは可能なものの、販売の取り扱いがないのでその点はご注意ください。新千歳空港から最も近い販売駅は快速エアポートの停車する「千歳駅」です。
新千歳空港駅では購入不可
新千歳空港駅では取り扱いがありません。券売機で確認しましたがやはり購入不可でした。
新千歳空港から札幌までの路線は北海道内でもトップレベルのドル箱路線のため、お得な切符を販売することにメリットはないからでしょう。利用者側からすると不便極まりないですが、ギリギリの収益で維持しなければならない路線が多く業績もあまり良くないということなので仕方がない面ではあります。それに、利用者が多くて混雑が問題となっているくらいなので、抑制するために値上げはあっても事実上の値下げとなるお得なチケットはなくて当然という話もあるかもしれません。
空港最寄りの販売は千歳駅
新千歳空港から最も近い駅で言えば、快速エアポートの停車駅である千歳駅で販売しています。新千歳空港駅から千歳駅までは270円です。仮にまずは札幌駅に向かうとして千歳駅から札幌までの970円を引いたとすると、のこりは1570円となります。1日の中で1570円以上電車に乗る予定の場合は、千歳駅まで買いに行ったとしても損はありません。途中下車したり遠くへ移動したり、朝から訪れている場合はとてもありです。
おわりに
一日散歩きっぷは青春18きっぷの限定版のようなきっぷです。1日の中で例えば新千歳空港から札幌までのように片道しか乗車しないとお得感はありませんが、往復で複数箇所を訪れるような場合はとてもお得になります。電車に乗って観光スポットを巡れば巡るほどコスパの良さが際立ってくるので、札幌から日帰り圏内で観光を予定している場合は検討してみても良いのではないでしょうか。