庭園と本館は当日参観できる!迎賓館赤坂離宮は豪華絢爛な宮殿建築の接遇施設
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
目次
迎賓館赤坂離宮の前庭
赤坂離宮迎賓館は「国賓」や「各国の要人」を迎えるためのゲストハウスです。宿泊や晩餐会ができるようになっています。はじめ東宮御所として建設され、国立国会図書館などを経て迎賓館として整備されました。2016年4月より公式行事が開かれていない日には観光客向けに一般公開されています。迎賓館の敷地内で一般公開されているのは庭園・迎賓館本館・和風別館の3ヶ所です。庭園と迎賓館本館は予約不要で見学することができます。和風別館は事前に公式サイトより予約する必要があります。
普段の一般見学は建物横にある見学用の入口から敷地内に入るのですが、今回は平成から令和へと元号が変更されるのに伴う特別公開として、普段は出口として使われている正面口から入ることができるようになっていました。
アクセス
四ツ谷駅から歩いて約10分の距離にあります。東京駅から一直線の皇居と比べると駅からの利便性はあまり高くはありません。今回は特別公開で正面口が開放されていましたが、普段は学習院初等科前交差点を南側に進んだ場所の通用口から中に入ることができます。
参観料金
区分 | 庭園 | 本館・庭園 | 和風別館・本館・庭園 | 和風別館・庭園 |
大人 | 300円 | 1500円 | 2000円 | 1500円 |
大学生 | 無料 | 1000円 | 1500円 | 1000円 |
中高生 | 無料 | 500円 | 700円 | 500円 |
小学生以下 | 無料 | 無料 | – | – |
参観料金は予約不要の本館と庭園を見学した場合、大人1500円、大学生1000円、中高生500円、小学生以下無料です。和風別館は事前予約が必要なことと、小学生以下は参観できないので注意が必要です。
休館日と接遇のための締め切り日は見学できないので、公開スケジュールは公式サイトまたは公式Twitterを確認してください。今回訪れた際には在位30周年記念(平成)の特別公開だったので庭園の参観料金が免除となっていました。
特別公開で開放された正面口
普段の一般公開のときは出口として使われている正面側ですが、特別公開で正面口から庭園に入りました。
敷地内に入るときには手荷物検査があります。大きな荷物はホテル等に置いてくるか預けたほうが良いです。
迎賓館の正面側
国賓や要人を迎える際には赤絨毯が敷かれて、左右にズラリと並んで歓迎するそうです。
旧御料車の日産プリンスロイヤル
旧御料車の日産プリンスロイヤルが車寄せに停車していました。ナンバープレートの代わりに菊の御紋が着けられています。日産プリンスロイヤルは「国産」にこだわって設計されたリムジンです。日産プリンスロイヤルが採用される前はベンツなどヨーロッパの高級車が使用されてきました。後継車はトヨタのセンチュリーロイヤルです。
要予約の建物内見学
建物内の見学は事前の予約が必要です。今回は内部の見学を行うことはできませんでした。内部では写真の撮影はできませんが、室内の豪華な装飾を目に焼き付けることができるそうです。また迎賓館のホームページでは室内の写真が公開されているので興味がある方はそちらも参照してください。
迎賓館の主庭(裏側)
迎賓館の裏側には主庭が広がっています。主庭は全面に砂利が敷いてあり、大きな噴水を見ることができます。
迎賓館を訪れた際の記念撮影場所として、大きな噴水と迎賓館を同時に写すことができる「主庭」は特に人気が高いようです。訪れたときも噴水前では途切れることなく記念撮影が行われていました。
国賓による記念植樹
正面と主庭の間には一度は名前を聞いたことがあるような人物の記念植樹が並んでいます。1枚目はソビエト連邦のゴルバチョフ大統領、2枚目はアメリカのフォード大統領が来日した際の記念植樹です。他にもエリザベス女王の記念植樹など、迎賓館の歴史の証の一つとなっています。
どこから見ても美しい迎賓館
正面や背面だけでなく側面も含めて立派な建物で、どこで写真を撮っても写真映えします。西洋建築が好きな方にはたまらないスポットです。
一通り見て回ったので、正面口に向かいます。建物が大きいのでさほど距離がなさそうに見えますが、正面の広場から正面口までは100m離れているので結構良い運動になります。迎賓館本館の入り口から正面口までは公式で220mあるそうです。
国賓や要人が来た際には正面の中央門が開扉されます。この門から迎賓館は一直線で、さらに左右対称になっているので見応えも抜群です。
おわりに
豪華絢爛な室内を見られなかったのは残念ですが、事前申し込みで抽選だったようなので仕方がありません。お土産コーナーで室内の写真を写したポストカードを見ましたが、次は室内の見学に訪れたいと思いました。