ガラス反射の写り込みを低減!よしみカメラ「忍者レフ ミニ」レビュー
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
よしみカメラ 忍者レフ ミニ
この記事ではよしみカメラの忍者レフ ミニをご紹介します。忍者レフ ミニは中央部にレンズ穴のついたレフ板です。目出し帽のようにカメラの目だけが外に出ることで、撮影者が映り込まないようにする写真撮影のアイデア商品です。類似品も販売されていますが、使い勝手の良さはオリジナルには敵いません。表面はガラスへの映り込み防止に役立つ黒レフで、裏面がおまけ程度ながらも通常の撮影に使える白レフになっています。
必要最低限のコンパクトな大きさ
忍者レフ ミニの大きさは収納時の直径が約12cmで、使用時の直径が約35cmです。なお外側の収納袋に入れている状態では直径約15cm、厚さは約2cmです。ポケットサイズとまでは言えませんが、非常にコンパクトなサイズなので旅行で街歩きに持って行くことがあっても問題ありません。
ちなみに、忍者レフ ミニという名前からも想像がつくかもしれませんが、オリジナルサイズの忍者レフも存在します。ただ、持ち運ぶには大きく、使用時にも目立つことから、ミニサイズが登場したという経緯があるようです。オリジナルサイズの忍者レフは収納時の直径が約20cmで、使用時の直径が約50cmです。本格的な撮影旅行を計画している場合は大きいサイズでも良いかもしれませんが、ちょっとした映り込みを防ぎたいという場合はミニサイズのほうが取り回しが良いのでおすすめです。
収納はバネでよじる!
開く時、強いバネで広がり大きくなりますので周囲にご注意下さい
収納時にたった12cmしかないものが35cmとおおよそ3倍の大きさになるのにはその分の仕掛けがあります。
外側のフレーム部分をよじることで小さくなっています。バネが圧縮された状態になっているので、固定しているゴムを外すと勢いよく開きます。逆に収納する際には「8の字によじる」のがコツです。
映り込みが低減する忍者レフミニ
レフ板自体が盾になって背後からの光を遮断し、光を吸収する黒レフで限りなく映り込みの影響を少なくすることができます。水族館や展望台で写真撮影しようとするとどうしても問題になるのが映り込みです。周囲の明るさが一定レベルまで落とされていることが多く、僅かな光でもガラス面が鏡のように反射して映り込んでしまいます。映り込みだけに関して言えば撮影後に編集で消し去ることもできますが、映り込みがあると写真としてのクオリティが落ちてしまいます。映り込みを防止したいときは黒レフを使います。
裏面は白レフになっています。あくまでも黒レフ側がメインで、白レフはおまけです。直径35cmでは光を反射させる用途としては使い勝手はあまり高いとは言えないかもしれません。
また、白レフに使われている半光沢のプラスチック状の素材は微妙でした。数回使用しただけでも折り目のような線がついてしまい、長く使用していると剥がれてきそうです。持ち運んで使用しているときにはこまめに収納と使用を繰り返すので、もっと丈夫な素材へ変更したほうが良いのではなかと思います。ちょっと残念です。
82mm以下のレンズに対応
82mm以下のレンズに対応しています。様々な大きさのレンズに対応できるようにレンズカバーは広げたり縮めたりすることができるようになっています。レンズと忍者レフの隙間から光が漏れる心配はありません。
おわりに
光の映り込みは写真撮影の大敵です。飛行機の窓のように二重窓になっていると背後の光を遮る以外に映り込みを防ぐ方法はありません。忍者レフミニを使えば簡単に映り込みへの対策をすることができます。実際に撮影した写真はまた今度。