一般向け土日坐禅会でも知られる!鎌倉五山のひとつ「瑞鹿山円覚寺」へ行く
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
瑞鹿山円覚寺
瑞鹿山円覚寺は鎌倉にある臨済宗円覚寺派の総本山です。臨済宗の格式では「鎌倉五山」のひとつであり、第一位の建長寺に次いで第二位が円覚寺です。鎌倉時代に北条時宗によって宋から招かれた無学祖元が開きました。元寇に参加した武士や元の軍人が供養されています。また、土日には一般向けの坐禅会を開いており、拝観料のみで誰でも自由に参加することができます。過去には夏目漱石も参加したことがあるとか。
最寄りは北鎌倉駅
瑞鹿山円覚寺の最寄り駅はJR北鎌倉駅です。駅の改札を出てすぐのところに正門があります。
拝観料
階段を登りきった所にある事務所で拝観料を収めて境内に入ります。拝観料は以下の通りです。
区分 | 拝観料 |
大人(高校生以上) | 300円 |
小人 | 100円 |
幼児 | 無料 |
仏殿(本堂)
円覚寺の本尊「宝冠釈迦如来」が祀られているのが仏殿です。仏殿の建物は関東大震災のときに倒壊し、1964年に鉄筋コンクリート製で再建されました。年中行事はこの仏殿を中心に行われています。
選仏場
選仏場では、一般の拝観者向けに座禅体験会などの取り組みが実施されています。座禅体験は事前申込制なので興味がある方は実施日程を確認してから訪問してください。
国宝 舎利殿
鎌倉時代から残る建物で、国宝にも指定されているのが舎利殿です。お釈迦様の歯「仏牙舎利」が祀られています。
弁天堂と洪鐘
弁天堂と洪鐘(おおがね)は境内でも一段と高い位置にあります。洪鐘(おおがね)は国宝に指定されている歴史的な梵鐘です。
長い階段を登った先に弁天堂と洪鐘、そして休憩処があります。長めの階段を登るので足元は注意が必要です。
洪鐘(おおがね)
洪鐘(おおがね)は正安3年(1301年)に北条貞時の依頼で鋳造された歴史のある梵鐘です。鎌倉時代から今に至るまで現役です。
弁天堂
弁天堂は無事に洪鐘が完成したことを感謝して北条貞時によって建てられました。北条貞時が洪鐘鋳造の成功を祈願して江ノ島の弁財天を参拝していたことから、江ノ島の弁財天とは夫婦弁天としても呼ばれ、夫婦弁天が会う洪鐘祭というお祭りが61年ごとに実施されています。
休憩処・洪鐘弁天茶屋
弁天堂の横には洪鐘弁天茶屋が2016年より営業しています。空気の澄んだ晴れた日には富士山を望むこともできます。
おわりに
鎌倉時代の造りを今に残す国宝の建物や、鎌倉時代から現役で使われている梵鐘を見ることができます。自然の豊かな落ち着いた空間で武士の時代に思いを馳せることができました。また、土日には初心者でも参加できる一般向けの坐禅会も開かれています。初心者でも参加できる坐禅会を実施している寺院は多くないので、座禅に興味がある方は公式ホームページに開催日や時間が掲載されているのでぜひ訪れてみてください。