あなたは、キニーネが含まれた本物のトニックウォーターを飲んだことはありますか?
はいみなさんこんにちは。いんたらくとです。
グアム旅行記2017 その8 | |
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日時 | 2017年9月8日(金) |
場所 | 米国/グアム |
期間 | 2017年9月7日~9月11日 |
目次 | グアム旅行記2017 |
本物のトニックウォーター
食事も済んだことなので、飲み物を調達するために『サークルK』に来ました。サークルKのほうが観光客御用達のABC Storeよりも安めの値段設定になっています。モンスターエナジーとレッドブルはどこのお店でも取り扱っているようです。どれほど日本の地方都市に似ていても、ここはアメリカということを思い出させてくれるラインナップです。
トニックウォーターがありました。さて、あなたはトニックウォーターを飲んだことはあるでしょうか。トニックウォーターはまるでグレープフルーツのような苦味がある炭酸飲料です。そして、写真に写っているカナダドライのトニックウォーターは、日本で一般的に販売・流通しているトニックウォータとは別物なのです。
CONTAINS QUININE
ここで販売されているトニックウォーターには”CONTAINS QUININE“という文字が書いてあります。日本のトニックウォーターにはこの文字は書かれていません。わざわざ訳すほどでもありませんが、キニーネ含有という意味です。
キニーネはマラリアの特効薬かつ予防薬として、第2次世界大戦中に関係諸国で大量に使用された薬です。キニーネは歴史の中で必ずや目にする薬なのですが、ほんの僅かでも強い苦味を感じるとても強い苦味を持った薬なので、日本以外ではトニックウォーターの苦味成分として添加されています。
飲んでみた
飲んでみました。飲めば驚きの苦さ。これを飲んだら日本のトニックウォーターはいかに甘いかが分かります。日本で販売されているトニックウォーターがグレープフルーツの苦味だとすると、これは薬の苦味です。とにかくひたすら苦い。でも、この苦味は癖になる苦味です。薬のように苦いけど、薬のような嫌な苦さはありません。薬成分が含まれていてもジュースはジュースでした。
もし、日本で販売されているトニックウォーターを飲まれた方で、「ああ駄目だ!」と感じた方は、海外でトニックウォーターを飲まないようにしたほうが良いでしょう。日本のトニックウォーターはあっさりとしていて飲みやすいので、それが駄目だと、苦さが濃厚な海外版のトニックウォーターは一切受け付けない恐れがあります。逆に、「意外と美味しいな!」と思われた方は、ぜひ海外版のトニックウォーターにチャレンジしてみてください。キニーネの苦さにしびれてください!!
ちなみに、キニーネはカフェインと同じで服用しすぎると副作用があるため、マラリアの治療では副作用の少ない代替薬が使用されるようになってきているようです。それでもキニーネがなくならないのは、代替薬に耐性を示すマラリア原虫が出現したからだとか。日本でも限りなく本物に近い”規制回避品”が販売されているようです。
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