創造せよ!頭にキノコが生えるまでを合言葉にボランティアで活動するIT技術者集団「マッシュ&ルーム」にお会いしてきました。
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
マッシュ&ルーム
マッシュ&ルームは、東京を中心にデジタル技術を活用した面白いことに取り組んでいるチームです。ハッカソンというIT技術者の集まるイベントに参加して他のチームとアイデアを競ったり、子ども向けプログラミング講習会のような真面目なイベントから、音声認識で動く絵本を幼稚園や保育園で披露するようなお楽しみイベントまで、ボランティアで幅広く活動されています。
先日に開催されたヨコハマきのこ大祭2018にて不思議な技術者集団「マッシュ&ルーム」に遭遇したので、お話を伺って来ました。今回展示されていたものは2つあります。そのうちの1つ目が「えぽん」で、2つ目が「ペッパーくんのきのこ診断」でした。
音声認識でうごく絵本「えぽん」
1つ目のえぽんは音声認識で絵が動くデジタル絵本です。子どもたちが自然と文章を読みたくなるような仕組みになっています。
トリックオアトリート!
さっそく かそうをした こどもが あらわれました。
「このおかしをあげよう」
そういって きのこの おかしを あげました。
文章の中で色付きの文字を読み上げると、ページ内の絵が言葉通り動きます。
「あらわれました」と読み上げると仮装をしたこどもの絵が出現し、「おかしをあげました」と読み上げるとお菓子がこどものもとへ移動します。また、えぽん作品の中には言葉に合わせて実際にドローンが飛び回るものも存在するそうです。
Youtubeの公式チャンネルではえぽんの音読を楽しんでいる子どもたちの様子が動画で公開されていました。
ペッパー君によるきのこ診断
2つ目がペッパー君によるきのこ診断でした。マッシュ&ルームではきのこ診断のようなペッパー君を動かすためのアプリケーション開発も行っています。
ペッパー君の手を包み込むように握るとセンサーが認識して、きのこの名前をランダムで表示します。試しに手を包み込むように握るとキノコ診断が始まり、表示された結果は「しめじ」でした。
きのこメンバー
写真は左から、きのこ611号さん、きのこ54号さん、きのこ1号で代表の村瀬さん、きのこ929号さんです。
きのこ1号/味付け師 | マッシュ&ルームの代表の村瀬さんです。きのこチームのスケジュール管理等を行っているベテランプログラマー! |
きのこ54号/演者ニア | お仕事はエンジニア。しかし、興味があるのは絵を書いたり映像作品を作ったりという、クリエイティブな活動だそうです。演者ニアなので「演じる」ことも得意だとか!? |
きのこ611号/中学生エンジニア | なぜか「中学生エンジニア」を名乗っている不思議な人物。個人ではUnityを使用したゲーム制作等を行っていますが、普段は開発サポートとして技術提案などを行われているそうです。 |
きのこ929号/ちび | フロントエンドエンジニアとして幅広く開発を担当。ちびという名前の猫を飼っていたことから、ハンドルネームに「ちび」を使用しているそうです。 |
「なんだか面白そうだな」と思ってお話を伺ってみると、マッシュ&ルームのメンバーは主にプログラマーとして働いている「プロ」でした。プロが本気で面白いことに取り組んでいるので、詳しいことは分からなかったとしても「面白そう」と感じたのかもしれません。
というようにプロが集まっているのがマッシュ&ルームでした。
おわりに
もし、イベントや普段の取り組みの中で、子ども向けのプログラミング教室を開きたい、プロのIT技術に触れるきっかけを作りたい、という要望がある場合は、公式サイトに記載されている問い合わせ先に連絡してみてはいかがでしょうか。実際にイベントだけではなく幼稚園や保育園などへの訪問も実施されているので、その要望は実現するかもしれません。
代表の村瀬さんによると「どこへでも行きます!」とのことでしたので、内容や条件さえあえばあなたの街に「マッシュ&ルーム」が訪問してくれるはずです。
それにしても、マッシュ&ルームのこれからの活動が楽しみです!どのように菌糸が広がって行くのでしょうか。